恋愛・出会い・女性の心理
最近、父が亡くなりました。自宅介護と言っても父は元気な人でしたので、入院するまでは手のかからない人でした。いよいよ、入院の時が来ましたので、私は病院を往復する毎日となったのです。最初のうちは、父は自分でトイレにも行けておりましたが、だんだん体力がなくなり、車椅子に乗るようになりました。次に、トイレの問題が出始めたのです。私としては「おむつ」を使って欲しかったのですが、なかなか父は使いたがりません。その理由は、大部屋の患者さん達が、皆さん「おむつ」をしているのです。精神的には、まだしっかりとした父なので、自尊心が許さなかったのだと思います。それでも、私達家族としては「おむつ」を使って貰わないと、パジャマを何回も汚されてしまうので困っていたのです。どのようにして、父に「おむつ」を使って貰おうか?父の気持ちを傷つけないようにするには・・。と言葉を選んで考えました。「ねぇ、お父さん。おむつは下着と同じなのよ。パンツと同じよ(笑)捨てられるから、いくらでも汚してもいいのよ。」「ほら。ここにいらっしゃる人達は誰でも使っているでしょ?便利なんだけどなぁ。何も恥ずかしい事なんてないのよ。」それでも、頭をたてに振らない父でした。次に、「ねぇ、ちょっとだけ私達を助けて欲しいの・。お願い・。」と付け加えました。すると、父は「そうだな。これは洗う必要がないからな・・。今は便利な物があるなぁ・・。」と言ってくれました。頼み方も、高飛車に言ってはならない事を知りました。例えば、「もう、何回も汚して、おむつにしてくれたらいいのに。」なんて言ってしまうと、もう怒らせてしまうでしょう。認知症ではなかった父ですから。病気にもよりますけどね。父は癌でした。「おむつ」にもパンツ式があります。それなら抵抗なくはけたのです。そして、お風呂に入る体力もなくなってきた時は、シャンプーのお世話になりました。これも優れ物です。水の必要ない介護用のシャンプーがあるなんて・・。ドラッグストアーで買いました。とても香りも良いし、父はスッキリした顔でした。痒みもなくなり、シャンプーを楽しみにするようになった父です。父の意識が無くなった時に、再び活躍したのは「おむつ」でした。「おむつ」本来の役割とは別の役割があったのです。驚きましたよ。父の遺体を拭いてあげた私は、看護師さんが父の頭を洗ってくれました。それは、私が使っていた水の必要ないシャンプーではありませんでした。キチンとシャンプーをつけて、ボトルから水を父の頭にかけて、ゆすいでくれました。その時、父の頭のしたには、「おむつ」が敷かれてあったのです。パンツ式ではありません。テープ式の「おむつ」でした。水分を吸収する働きのある素材でできている「おむつ」は本当に優れ物でしたね。もちろん、下の世話として、遺体を拭くときも「おむつ」を下半身に敷いて、液体消毒で洗浄してくれました。このような使用法「おむつ」にはある事を、父の死で知る事ができたのです。在宅介護をする時の勉強になりました。
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